今の僕には魔法の言葉を持たないでいる、いや、持つことができないだけか…
あの星を見上げる…あの月を見上げる。
そして僕は手を伸ばす。届くはずはない。僕の持てる力は限られている。
掴んだ物は空虚な現実と、曖昧な自分の心。
夜空に向かい叫ぶ野良犬を見ているようだ。。。
彼は言う。
『お前の可能性はもう無いのだ』と…
しかしもう一人の彼は語りかける。
『あきらめた時が自分自身の可能性を摘む時だよ』
もうダメだ…僕は半ば諦め始めている…この現実世界を。。。
何処へ向かう?僕の心。
何を求める?僕の想い。
現実世界に僕はサヨナラを告げたいと思い始めている…
それが間違った選択なのは分かっている。
しかし僕の心と体の境界線はもはやあやふやになり始めている。
まるで一つの球体になるように融和しようとしている。
この言いようの無い心の想いを何処に吐き出せばいい?
でも僕は現実世界では決して言わない。そして顔に出さない。
それが社会人なのだろうから…
それを隠れ蓑にしている自分に愛想が尽きそうだ…
こうしている間に時間は流れる…まるで僕をあざ笑うかのごとくに…
僕の中に描かれていた信念と言う花は、今では霞んでしまったのだろうか?
僕はまた暗闇の中でもがき続ける日々を過ごす事になりそうだ。
この境界線はもはや溶け出している…もう形をなくしている。。。
僕は何処へ向かうのだろう…答えは簡単には出そうも無い。
この葛藤を抱えたまま僕はまた憂鬱な明日を迎える。
未来、明日、今の僕にとっては恐怖以外の何者でもないのかもしれない…







